GarageBand - チュートリアル7:ミキシングする/エフェクトを追加する

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プロジェクトの最後にフェードアウトを追加する

Â

トラックエフェクトを追加する/調整する

Â

ビジュアル

EQ

エフェクトをグラフィカルに編集する

Â

エフェクトプリセットを編集する/保存する

Â

ミキシングやその他のパラメータを自動化する

ミキシングとは?

プロジェクトのアレンジが完成したら、次はプロジェクトのミキシングを行います。ミキシング

とは、客観的にミュージックのサウンド全体を聴き、トラックやプロジェクト全体に変更を加え

て各パートのバランスを調整し、ミュージックのエッセンスを際立たせ、意図に沿った「サウン

ド」に仕上げる作業です。

ミキシングでは、一般に次の作業を行います:

Â

トラックの音量レベルのバランスを調整する

Â

トラックのパンポジションを設定する

Â

エフェクトを追加して、サウンドの補正と色づけを行う

Â

オートメーションカーブによって継時的な変化を作り出す

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9

チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

93

基本的なミキシング作業

ミキシングの最も基本的な作業は、個々のトラックの音量バランスを調整し、トラックのパンポ

ジションを設定し、マスター音量を設定する作業です。

トラックの音量レベルを設定する

プロジェクトで使用する音源とループは、音量(音の大きさ)のレベルが異なる場合があります。

追加したすべてのパートが聴こえるようにするためには、他のトラックの音を掻き消すトラック

や、ミックスに埋もれて聴こえないトラックがなくなるように音量レベルを調整する必要があり

ます。

これは、すべてのトラックを同じ音量レベルに設定するということではありません。音楽業界の

ミキシング作業では、一部のトラック(通常はリードボーカル、ドラム、リード楽器またはソロ

楽器)の音量を上げて、それ以外のトラック(伴奏楽器やバックボーカル)の音量を抑え目にす

るのが一般的です。

トラックの音量レベルを設定するには:

m

音量レベルを下げるにはトラックヘッダで音量スライダを左方向にドラッグし、音量レベルを上

げるには右方向にドラッグします。

音量レベルを細かい単位で微調整するには、

Shift

キーを押しながらドラッグします。

トラックパンの位置を設定する

各トラックをステレオフィールドの異なる位置に設定(パン)すると、ミックス内でトラックが

際立ち、プロジェクトに立体感が出てくるようになります。

ポピュラー音楽の制作現場では、最も重要なトラック(通常はリードボーカル、ドラム、リード

楽器またはソロ楽器)を中央または中央付近に配置し、それ以外のトラック(伴奏楽器やバック

ボーカル)を左右に配置するのが一般的です。左右

50

パーセントの範囲でトラックをパンする

と音場感が自然になり、トラックを極端に左右にパンするとやや特殊で人工的なサウンドになり

ます。

トラックのパンポジションを設定するには:

m

トラックヘッダで、パンダイヤルを左にドラッグしてトラックを左方向にパンするか、右にド

ラッグして右方向にパンします。また、ダイヤルの縁に沿ってクリックし、パンの位置を設定す

ることもできます。

参考:パンダイヤルの内側をドラッグすると、より細かくパンポジションを調整できます。

パンダイヤル

音量スライダ

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9

チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

マスター音量を設定する

LCD

の右にあるマスター音量スライダを使えば、プロジェクト全体の音量、つまりマスター音量

を設定できます。マスター音量は、バックグラウンドノイズが聴こえなくなる程度に高くするこ

とをお勧めします。ただし、高くしすぎてクリップノイズが発生することのないように注意して

ください。

重要:

マスター音量スライダによって、プロジェクトを書き出すときの音量が決まります。プロ

ジェクトの再生音量を調整するときは、コンピュータの音量コントロールを使用します。

マスター音量を設定するには:

Â

出力音量を下げるときはマスター音量スライダを左方向にドラッグし、上げるときは右方向に

ドラッグします。

Option

キーを押しながらスライダをクリックすると、値がニュートラル(

0

dB

ゲイン)に戻ります。

Â

書き出す前にプロジェクトを最初から最後まで再生して、マスター音量スライダの上にあるマ

スターレベルメーターを監視します。その際、レベルメーターの右側の小さな赤いランプが点

灯していないことを確認してください。

このランプ(クリッピングインジケータと呼びます)の点灯は、プロジェクトに音量レベルが

高すぎる個所があり、書き出したプロジェクトに歪みや「クリップノイズ」が発生することを

示しています。

フェードアウトを追加する

曲の終わりでミュージック全体の音量を徐々に下げていく「 フェードアウト」は、非常によく
使われるミキシングテクニックです。プロジェクトの最後にフェードアウトを追加するのは簡

単です。

自動フェードアウトを追加するには:

m

「トラック」>「フェードアウト」と選択します。

タイムラインの一番下にマスタートラックが現れ、マスター音量のオートメーションカーブが表

示されます。

「フェードアウト」を選択すると、マスター音量のオートメーションカーブにコン

トロールポイントが追加され、プロジェクトの最後の

10

秒間(プロジェクト終端マーカーの前

10

秒間)で徐々に無音に移行していくように設定されます。

フェードアウトの長さを調整するには:

1

「トラック」>「マスタートラックを表示」と選択します。

2

マスタートラックのヘッダにあるメニューから、「マスター音量」を選択します。

3

音量のオートメーションカーブの末尾にあるコントロールポイントを移動して、フェードアウト
の長さを調整します。

プロジェクトを書き出す前に、クリッピング

インジケータが点灯していないことを確認してください。

プロジェクト全体の音量を調整するときには、
マスター音量スライダをドラッグします。

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9

チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

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では、フェードアウトが始まる前の位置からプロジェクトを再生してみましょう。プロジェクト

のすべてのトラックが、それぞれの最終的な音量レベルまでしだいにフェードアウトしていくの

が分かるはずです。

フェードインまたはフェードアウトを手動で追加するには:

1

「トラック」>「マスタートラックを表示」と選択します。

2

マスタートラックのヘッダにあるメニューから、「マスター音量」を選択します。

3

音量のオートメーションカーブの先頭にフェードイン用のコントロールポイントを追加するか、

音量カーブの末尾にフェードアウト用のコントロールポイントを追加します。

4

コントロールポイントを移動して、フェードインまたはフェードアウトの長さとインテンシティ

を調整します。

GarageBand

でエフェクトを使う

エフェクトを使えば、さまざまな音作りや補正が可能になります。ある程度ポピュラー音楽を聴

いたり映画のサウンドトラックを聴いたりしたことがあれば、現在の音楽にはさまざまなエフェ

クトが使われていることが分かるはずです。

GarageBand

」にはスタジオクォリティのエフェ

クトが完備されており、それらを個々のトラックやプロジェクト全体に適用してサウンドを作る

ことができます。

エフェクトのタイプ

GarageBand

」には、以下のタイプのエフェクトが用意されています:

コンプレッサー:コンプレッサーは、音楽の音量を調整し、突然のレベル変更を滑らかにします。

コンプレッションはトラックまたは曲全体にパンチや鮮明度を追加できるので、ダイナミックレ

ンジの狭いオーディオ機材で再生したときに曲のサウンドがよくなります。

ディストーション:ディストーションエフェクトには、アンプシミュレーションやオーバードラ

イブ(そしてもちろんディストーション)があります。これらのエフェクトは元のサウンドの音

色を変えて、アナログまたはデジタルの歪みを再現します。

エコー:エコーエフェクトは、その名の通りエコーのようにサウンドを繰り返します。また、サ

ウンドに微妙な奥行きを加えたり、音声や音源が広い部屋、洞くつ、または外部空間で聞こえて

いるかのような印象を作り出すことができます。

EQ

EQ

(イコライゼーションの略)は、選択したフリケンシー(周波数)のレベルを変更でき

る強力で汎用性に優れたエフェクトです。

EQ

を使用すると、プロジェクトに微妙な変化を与え

ることも、劇的な変化を与えることもできます。

EQ

はおそらく、ポピュラー音楽で最もよく使

われるエフェクトです。

GarageBand

」には、「ビジュアル

EQ

」という特殊なタイプの

EQ

が付属しています。

EQ

リセットを選んで「ビジュアル

EQ

」を使うこともできますが、このエフェクトをグラフィカル

に編集すれば、サウンドの対象部分を視覚的に確認しながら分かりやすく作業できるようにな

ります。

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9

チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

ゲート(ノイズゲート)

:ゲートは、サウンドが特定の音量レベルを下回った場合に、そのサウ

ンドを切り取ることで低いレベルのノイズを軽減します。一連のエフェクトの中でも最初によ

く使われるエフェクトで、入力ノイズの軽減に効果的なためリアル音源トラックに用意されて

います。

モジュレーション:モジュレーションエフェクトには、コーラス、フランジャー、およびフェイ

ザーがあります。モジュレーションエフェクトも基本的には時間ベースのエフェクトですが、コ

ピーした信号を再生するときに位相のシフトや変調が行われます。また、コピーした信号を、元

の信号に対してデチューン(音程をずらす)するものもあります。

リバーブ:周囲へのサウンドの自然な反響をシミュレートします。音声や音響に鮮明度とプレゼ

ンスを追加したり、サウンドにアンビエンスを追加したり、さまざまなタイプの部屋やその他の

音響環境をシミュレートできます。

ストンプボックス:エレクトリック・ギター・トラックには、有名なギター・エフェクト・ペダ

ルのサウンドを再現する特殊なストンプボックスエフェクトが用意されています。ストンプボッ

クスエフェクトには、エコー、コーラス、オーバードライブ、フランジャーおよびその他のエ

フェクトが含まれています。

エフェクトは、トラックエフェクト、センドエフェクト、またはマスターエフェクトから選択で

きます。トラックエフェクトは、個々の(リアル音源、ソフトウェア音源、またはエレクトリッ

クギター)トラックのサウンドを変更します。センドエフェクトは、サウンドの一部をトラック

からマスタートラックのエフェクトにセンド(送信)します。リアル音源、ソフトウェア音源、

およびエレクトリックギターの各トラックには、エコーおよびリバーブのセンドエフェクトが用

意されています。各トラックからセンドされるサウンドの量は、それぞれのトラックの「トラッ

ク情報」パネルで調整できます。マスターエフェクトは、プロジェクト全体のサウンドを変更し、

この変更はすべてのトラックに反映されます。

トラックにエフェクトを追加する

リアル音源トラックおよびソフトウェア音源トラックには、コンプレッサーエフェクトやビジュ

アル

EQ

エフェクトといったエフェクトのほかに、エコーやルバーブのセンドエフェクトが用意

されています。リアル音源トラックには、ゲート(ノイズゲート)エフェクトも用意されていま

す。

「トラック情報」パネルを使えば、トラックのエフェクトを調整したり、エフェクトを追加

したりできます。

マスタートラックにはマスタートラック独自のエフェクトが用意されています。

「トラック情報」

パネルでは、マスターエフェクトを調整したり、エフェクトをもう

1

つマスタートラックに追加

したりできるようになっています。

エフェクトを追加するには:

1

「トラック情報」ボタンをクリックするか、

「トラック」>「トラック情報を表示」と選択し、

「ト

ラック情報」パネルを表示します。

「トラック情報」パネルがタイムラインの右側に開きます。

2

「編集」をクリックしてトラックのエフェクトを表示します。

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9

チュートリアル

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:ミキシングする/エフェクトを追加する

97

3

空のエフェクトスロットの

1

つからエフェクトを選択します。

追加エフェクトには、トレブルリダクション、バスリダクション、コーラス、フランジャー、

フェーズシフター、トレモロなどがあります。利用できるエフェクトは、コンピュータにインス

トールされた他社製の

Audio Unit

エフェクトも含めて、 エフェクトポップアップメニューに表

示されます。

エフェクトを入にする/切にする

個々のエフェクトを入または切にすることができます(エフェクトを一時的に切にすることを、

エフェクトをバイパスすると呼びます)。エフェクトを入/切にすることで、いくつかの利点が

あります。個々のエフェクトがミュージックのサウンドに与える変化を耳で確認できるほか、ど

のエフェクトがコンピュータのパフォーマンスに大きな影響を与えるかを確認することができ

ます。

エフェクトを切にしてもエフェクトの現在の設定は保持され、調整した内容は失われません。

エフェクトを入にするには:

m

「トラック情報」パネルで、エフェクト名の左側にある入/切ボタン(中心に長方形が表示され

ています)をクリックします。四角形が点灯して、エフェクトが有効であることが示されます。

もう一度、入/切ボタンをクリックすると、エフェクトが切になります。

エフェクトを追加および調整するときに

使用するコントロールです。

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98

9

チュートリアル

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:ミキシングする/エフェクトを追加する

エフェクトのプリセットを選択する

各エフェクトには、エフェクトの各種プリセットを選択できるポップアップメニューがありま

す。各プリセット名は、プリセットの用途やサウンドがどのように変わるかを表しています。

エフェクトのプリセットを選択するには:

1

「トラック情報」パネルが開いていない場合は、トラックのヘッダをダブルクリックして開き

ます。

2

「編集」をクリックしてトラックのエフェクトを表示します。

3

エフェクト名の下の「プリセット」ポップアップメニューから、新しいプリセットを選択します。

エフェクトのプリセットを作成する/保存する

エフェクトプリセットを調整してエフェクトのサウンドを微調整し、それを独自のプリセットと

して保存すれば、ほかの音源やプロジェクトで利用できるようになります。

エフェクトのプリセットを編集するには:

1

エフェクト名の左側にある編集ボタン(エフェクトのグラフィックがついたボタン)をクリック

します。

エフェクトのプリセットウインドウが表示されます。各エフェクトの設定には、スライダやボタ

ンその他のコントロールがあり、各コントロールにはその用途を表すラベルが付いています。

2

プリセットのウインドウでスライダをドラッグして、プリセットの設定を調整します。

エフェクトプリセットを調整すると、ポップアップメニューに「マニュアル」と表示されるので、

元のプリセットを変更したことが分かります。この「マニュアル」設定とそれ以外のプリセット

の表示を切り替えながら、それらを十分に比較した上で新しいプリセットを保存することができ

ます。

独自のプリセットを作成して保存しておけば、ほかのトラックや別のプロジェクトで使用できる

ようになります。

「ビジュアル

EQ

」エフェクトをグラフィカルに編集する

1

ビジュアル

EQ

エフェクトの編集ボタンをクリックします。

ビジュアル

EQ

のプリセットウインドウが現れます。ウインドウの中央にあるのはグラフィック

編集領域で、

「ベース」

「ローミッド」、

「ハイミッド」、

「トレブル」の

4

つの帯域に分かれています。

2

編集領域のこの

4

つの帯域のどれかにポインタを置き、 以下の操作を行います。

Â

その帯域のフリケンシーを変えるには、ポインタを左または右にドラッグします。

Â

その帯域のゲイン(その周波数帯域をブーストまたはカットする量)を変えるには、ポインタ
を上下にドラッグします。

3

それぞれの帯域の数値を確認したいときには、

「詳細」の三角形をクリックしてください。上下

にドラッグすれば、数値を調整できます。

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チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

99

4

トラックのフリケンシーカーブをリアルタイム表示したいときには、

Analyzer

」チェックボッ

クスを選択してトラックを再生してください。

エフェクトのプリセットを保存するには:

1

希望の音質になるように、プリセットの設定を調整します。

2

ポップアップメニューから「プリセットを作成」を選択し、

「保存」ダイアログでプリセットの

名前を入力します。

この

4

つの帯域のどれかをドラッグして

ビジュアル

EQ

をグラフィカルに調整します。

トラックのフリケンシーカーブを表示するときは

Analyzer

」チェックボックスを選択します。

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100

9

チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

ミックスを自動化する

トラックの音量レベルやパンポジションの設定、およびエフェクト設定に加えて、オートメー

ションを使うと、これらの設定などを時間の経過に応じて変化させることができます。継時的な

変化を自動的につけるには、トラックにオートーメーションカーブを追加、各オートメーション

カーブにコントロールポイントを追加し、このコントロールポイントを異なる値に調整する必要

があります。

トラックのオートメーションカーブを表示するには:

m

トラックヘッダのロックボタンの右側にある三角形をクリックします。

トラックの下に水平の領域が現れ、そこに音量のオートメーションカーブが表示されます。

編集するオートメーションカーブを選択するには:

m

トラックのオートメーション領域の左側にあるポップアップメニューから、編集したいパラメー
タを選択します。

カーブにコントロールポイントを追加してドラッグすることにより、パラメータを自動的に変化
させることができるようになります。

コントロールポイントを追加するには:

m

エディタで、コントロールポイントを追加したい位置でカーブをクリックします。

参考:コントロールポイントを追加すると、カーブがまだ有効化されていなければ有効化されま
す。四角形のボタンがカラー表示されて、カーブが有効になったことが示されます。

コントロールポイントを調整するには、以下のいずれかの操作を行います:

Â

コントロールポイントを新しい値に設定するには、上方向または下方向にドラッグします。

Â

コントロールポイントをタイムライン上の別のポイントに移動するには、左方向または右方向
にドラッグします。

領域内にある垂直線を使用すれば、コントロールポイントをタイムラインの小節やビートにそろ
えることができます。

リアル音源トラック、ソフトウェア音源トラック、およびエレクトリック・ギター・トラックの
場合には、

「トラック音量」と「トラックパン」を自動化できます。マスタートラックの場合に

は、

「マスター音量」、

「マスターピッチ」、

「マスターテンポ」を自動化できます。さらに、エフェ

クトパラメータにオートメーションカーブを追加することで、トラック(マスタートラックも含

む)上の任意のエフェクトパラメータを自動化できます。

エフェクトパラメータのオートメーションカーブを追加するには:

1

トラックのオートメーション領域の左側にあるポップアップメニューから、

「オートメーション

を追加」を選択します。

メニューが現れ、そのトラックのすべてのエフェクトが表示されます。

音量のオートメーションカーブ

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9

チュートリアル

7

:ミキシングする/エフェクトを追加する

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2

パラメータを自動化したいエフェクトの開閉用三角ボタンをクリックします。

3

自動化したいパラメータのチェックボックスを選択します。複数のチェックボックスを選択し

て、複数のエフェクトパラメータを追加できます。

4

選択が終わったら、「

OK

」をクリックします。

ポップアップメニューにパラメータが表示され、オートメーションカーブが、最後に選択された

エフェクトパラメータの表示に変わります。

オートメーションコントロールポイントをリージョンにロックすることもできます。そうする

と、そのリージョンをタイムライン内で移動したときにコントロールポイントも一緒に移動する

ようになります。

オートメーションコントロールポイントをリージョンにロックするには:

m

「コントロール」>「オートメーションカーブをリージョンにロック」と選択します。

すべてのコントロールポイントが、そのオートメーションカーブに関連するリージョンにロック

されます。

コントロールポイントをリージョンにロックしたときには、 次のような状態になります。

Â

リージョンを短縮/伸長しても、そのリージョンのコントロールポイントには一切影響しま

せん。

Â

リージョンを削除すると、コントロールポイントも削除されます。

Â

コントロールポイントを含むリージョンに別のリージョンを重ねると、コントロールポイント

とリージョンが短縮されます。

Â

コントロールポイントを含まないリージョンをドラッグして、コントロールポイントを含んだ

トラックの一部に重ねると、コントロールポイントが新しいリージョンにロックされます。

Â

リージョンをループさせてもコントロールポイントはループしません。その場合はリージョン

をコピーする必要があります。

エフェクトパラメータのオートメーションカーブを削除するには:

1

トラックのオートメーション領域の左側にあるポップアップメニューから、

「オートメーション

を追加」を選択します。

2

メニューが表示されたら、削除したいパラメータのチェックボックスの選択を解除します。複数

のパラメータを選択することもできます。

3

選択が終わったら、「

OK

」をクリックします。

参考:オートメーションカーブを削除すると、そのカーブのコントロールポインタもすべて削除

されます。これを取り消すことはできません。

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